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Friday, October 27, 2006

九重本舗玉澤の『霜ばしら』

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江戸の昔には、京やその土地の文化の粋はお殿様のもとに集まっていたわけで、とりわけ城下町には美味しい和菓子が多いです。

父が伊達藩の城下町・仙台で生まれたということもあり、我が家にはしばしば「和菓子」が贈られてきたものです。東北の素朴な生活(勝手なイメージ)を髣髴とさせる豆打(ずんだ)餅から、「う~む、これは・・・ッ。さすが城下町の菓子職人」と唸らされる技術の粋を競ったような茶菓子まで。そのバラエティの豊富さには、幼き頃より感心しきりでした。

近ごろは仙台というと牛タンやら蔵王チーズやらの動物性タンパクに圧され気味ですが、うちでお取り寄せするものはやっぱり和菓子なのでした。

中でもsak sakのお気に入りは、文字通りサクサクの歯ごたえが妙なる飴菓子、九重本舗玉澤の「霜ばしら」です。このお菓子はかなりのレア商品で、作っている期間は10月~4月の秋~初春まで。小さい頃はこの時期、親戚が贈ってきてくれるのが楽しみでなりませんでした。

水色の金筒を開けると、なかには米粉でつくったらくがん粒がぎっしり。これは霜ばしらではなく、あくまで緩衝材&乾燥材を兼ねているのです。で、丁寧にらくがん粒を払っていくと、なかからまるで宝物か化石の発掘のように「霜ばしら」が現れるのです。

小型携帯ライターぐらいの大きさの「霜ばしら」は、細かい飴の繊維が文字通り霜柱のようになっていて、色は乳白。シルクのような光沢があります。つまむとふわふわと軽いです。口に入れると、もっと軽い。サクッという音とともに舌に触れるや、爽やかな甘味だけを残して消えてしまいます。この溶け味が軽妙にして玄妙。忘れられません。

金筒にはぎっしりと霜ばしらが詰め込まれていますが、気がつくと、ほんの数枚に。それほど軽くて、美味しくて、やめられないお菓子なのです。一度ご賞味あれ。世界が広がります。

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九重本舗の『霜ばしら』
http://www.tamazawa.jp/main.html
↑上記サイトの「製品紹介」から「霜ばしら」を
 選べば、お取り寄せできます。

※屋号にもなっている「九重」は、お湯を差して甘汁と
 浮き実をいただくタイプの楽しいお菓子です。


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